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「アドルフに告ぐ」東京公演終了 [Studio Life]

「アドルフに告ぐ」東京千秋楽、お疲れ様でした。
きっと体力的にも精神的にも、ホントにお疲れ様の公演だったと思います。

「パサジェルカ」の時もそうでしたが、過去のもうどうしようもない戦争の物語は観ていても疲れます。
それでも実際にあった事だから、それを繰り返さない為に知らなければならない事だと思います。

「アドルフに告ぐ」
3人のアドルフが自分が正義だと思う事に突き進んでゆく物語です。
3人のアドルフ・カウフマンも甲斐さんのヒトラーも、とても人間味ある人物だから、観ているとそれもありなのかと思ってしまいます。
感情移入が出来る、というか。
でも、それは間違いなのです。
人間として、他の人の命を奪うのは絶対間違いだから。
でも、もしナチスドイツが勝ってしまってヒトラーが望む世界になったら、今でもヒトラーは英雄として存在することになるんですよね。
それでも、ドイツの中ではヒトラーの暗殺計画が、沢山あったそうです。
舞台にあったのは、ワルキューレ作戦で1番惜しかった作戦ですね。(トム・クルーズ主演で映画にもなりましたね)
ドイツ人の中に疑問もに思う人たちは沢山いた訳です。
だから、正義って何だろうと思います。
こんな不確かな事はないのかな、と。

そう言えば、本多芳男がどうして父親を裏切る行動をしたかの理由が舞台ではありませんでした。
漫画の方では、キチンと描かれていますが。
その部分が少しでもあったら、もっと良かったかもと思いました。
日本人が加害者だと言う事が分かる話しでもあります。
日本軍人の正義も、理解出来ないですね。
牧島さんの本多大佐もカッコ良くて、つい理解したくなってしまいますが、やっぱり人間としては狂っているとしか思えないです。

また定期的に上演して欲しい作品です。




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